虫歯と根管治療歯の痛み・マイクロスコープ

虫歯治療について

歯の治療において、患者様の負担を軽くするために必要なことが「早期発見・早期治療」です。初期の虫歯は痛みを感じないことが多く、お口の違和感や痛みが現れたときには、虫歯が進行しているケースがほとんどです。

虫歯の治療は症状が進行するほど、大がかりなものとなります。初期の虫歯であれば歯を大きく削ることなく、コンポジットレジンという白い詰め物で治療が可能な場合もあります。虫歯が進行して、詰め物や被せ物による治療が必要となる前に、早めに受診することが大切です。

当院では、「痛みを軽減する工夫」を取り入れながら、虫歯の治療を行っており、歯医者が苦手な患者様も、安心して治療を受けることができます。

マイクロスコープを使用した精密根管治療／歯内療法

歯の根っこの部分の治療を根管治療といいます。虫歯が進行して歯の神経まで達すると、神経が入っている「根管」の治療が必要になります。根管は目で確認することができず、複雑な形状をしたものもあり、大変難しい治療といわれています。

当院では、マイクロスコープを使って、精密な根管治療を行っています。

根管治療の種類

当院では治療部位の状態によって、薬剤の充填方法を使い分けています。

• 側方加圧：根管の長さを元に細長い薬剤つめ、歯ぐきの横から圧接する方法です。
• 垂直加圧：歯根の奥まで薬剤を詰め込んでいく方法です。

根管の細菌による感染を防ぐために、次の材料も使用します。

• ラバーダム防湿：治療部位をゴム製の膜で覆い、細菌の侵入を防ぎます。
• ニッケルチタンファイル：柔軟な金属を使用することで、複雑な形状の根管の汚れもすみずみまで取り除きます。

根管治療の治療時間と期間

治療にかかる時間について

根管治療に保険治療と自費治療があります。保険治療は30分程度、自費治療は1時間から1時間半を目安に、ご予約をお取りください。

通院回数について

根管治療は消毒と密封を数回にわたって繰り返す必要があります。

• 前歯の目安：2回程度
• 奥歯の目安：3～4回程度

マイクロスコープを導入した理由

当院では、実績のある歯科技工所と提携し、セラミックをはじめとする優良な素材の歯の被せ物を取り揃えています。しかし、どんなによい被せ物を使っても、土台となる歯の根はしっかりしなければ、長く使うことはできません。きちんと根管治療で行うと、被せ物の安定度も全く異なります。

このような経緯から、当院ではマイクロスコープを用いた精密度の高い根管治療を行っています。